【貸切バスの料金】行き帰りの送迎のみで待機時間が長いと高くなる理由とは?

貸切バス料金の仕組み

合宿やイベント、ゴルフコンペなどで、「行きと帰りだけバスに乗って、日中のイベント中はバスを駐車場で待機させておきたい」というご依頼をよくいただきます。 しかし、いざ見積もりを取ってみると「え!送迎だけなのにこんなに高いの?」と驚かれる幹事様も少なくありません。

実は、貸切バスの料金は「待機時間も料金に含まれる」だけでなく、「運転手の拘束時間が長くなると、運転手2名体制になり料金が大幅に上がる」というルールがあるのです。 この記事では、貸切バスの待機と料金の仕組み、そして条件次第で総額を安く抑える「仮眠施設の活用(料金比較シミュレーション)」について解説します。

1. 貸切バスの料金は「時間」と「距離」で計算される

大前提として、国土交通省のルールにより、貸切バスの運賃は「走った距離(キロ)」と「拘束された時間(時間)」を足して計算されます。
たとえエンジンを切って駐車場で待機している間であっても、運転手は「いつでも出発できる状態」として拘束されているため、待機時間もきっちり「時間料金」として加算されます。

貸切バス料金の仕組み

2. 「運転手2名体制」になると料金が跳ね上がる理由

貸切バスの運行には、お客様の命を守るための厳格な労働時間ルール(改善基準告示)が法律で定められています。 例えば、以下のようなルールがあります。

  • 4時間ルール: 運転手は「4時間運転するごとに、合計30分以上の休憩」を取らなければならない。
  • 拘束時間の制限: 1日の拘束時間(出勤から退勤まで)は原則13時間まで(最大でも15時間まで)

朝早くに出発して夜遅くに帰ってくるような行程で、1日の拘束時間が15時間を超えてしまう場合、法律上1人の運転手では運行できなくなります。 そのため、「運転手2名体制(ツーマン運行)」にしなければならず、人件費が2人分になるため、バスの料金がグッと上がってしまうのです。

3. 料金を抑える裏ワザ:「分割休息」と「仮眠施設」のご用意

「滞在時間が長くて拘束時間がオーバーしてしまう。でも、なんとか運転手1名で安く済ませたい…」 そんな時に、条件が合えば使えるノウハウが「分割休息」という制度です。

お客様の滞在先に運転手専用の「仮眠施設」をご用意いただくことで、長時間の待機時間を「休息期間(仕事をしていない時間)」としてカウントすることができ、運転手1名での運行が可能になる場合があります。

【仮眠施設として認められる条件】
単なる「バスの車内」や「パイプ椅子のある控室」では休息と認められません。

  • 体を伸ばしてしっかり眠れるベッドや布団があること。
  • 冷暖房が完備されており、外部の騒音が遮断された個室であること。(※周辺のビジネスホテルを手配頂いています)

【どっちがお得?】料金比較シミュレーション

では、そのまま待機して「運転手2名」になった場合と、お客様に「仮眠施設(ホテル)」を手配していただいて「運転手1名」で運行した場合、どれくらい料金が変わるのか比較してみましょう。

プラン内容 【パターンA】
そのまま待機
(運転手2名体制)
【パターンB】
仮眠施設を手配
(運転手1名体制)
バス貸切料金 210,000円 160,000円
仮眠施設代(ホテル等) 0円 約10,000円
(※お客様実費負担)
費用合計 210,000円 170,000円

※表は左右にスライドできます

仮眠施設を手配した「Bパターン」の方が、トータルで約40,000円もおトクになります!

貸切バス料金の仕組み

もう一つの選択肢:バスを一度「回送」させる

もし、出発地から目的地までの距離が近い(片道1〜2時間程度など)場合は、バスを駐車場に待機させず、一度車庫に返す(回送する)という方法もあります。 バスが「行き」と「帰り」で2往復(実車と回送)することになりますが、長時間の待機料金や運転手2名分の人件費を払うより安くなる場合があります。

まとめ:最適なプランはプロにおまかせください!

貸切バスの料金や運行ルールは非常に複雑です。 「この行程だと運転手は何名になる?」「ホテルを手配した方が安くなる?」など、少しでも迷ったら、まずは弊社へご相談ください。
お客様のスケジュールを細かくお伺いし、「仮眠施設をご用意いただいた場合の料金」や「回送にした場合の料金」など、法令を遵守しながら最もコストパフォーマンスの良い最適な運行プランをご提案いたします!お気軽にお見積もりフォームからお問い合わせください。

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